「消費」を控えて「しゃぶり尽くす」 ケチでも楽しいオタクライフ(1)

 まずこのサイトの方針というか、そういうサイトを作りたいと思った自分の見の上話を出来れば聞いて頂きたいと思います。

 今現在のオタクのイメージはだいたい「マンガ・アニメ・ゲームなどにイイ年をしてまでハマり、架空のロボや美少女にその財力を全て趣味につぎ込んじゃう人」というものです。

 一時期の自分がまさにそうでした。「デ・ジ・キャラット」にハマった影響でゲーマーズ某店に初めて入って以降、そのきらびやかな萌えワールドにうちのめされ、財布の中身をでじこ関連グッズにことごとく使っていました。

 中学生くらいの時分だったので値段の高いものには手が出せませんでしたが、それでもマンガ版の単行本やキーホルダー、フィギュアなど手に届く欲しいと思うものは全て買い、そこから派生して「ギャラクシーエンジェル」「シスタープリンセス」「双恋」etc…

 それらのグッズを買うために足しげくゲーマーズに通い、貯めに貯めたゲーマーズカードのポイントの多さに誇りすら感じていました。

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 ところがある出来事を期にそういった小金使いをパッタリとやめてしまうのです。

 当初シスタープリンセス目的で購読していた「電撃G’sマガジン」でシスタープリンセス双恋といった企画が終わり、その後も「でも他の連載や投稿コーナーは楽しいし…」と半ば惰性で購入してある日ふと背表紙の値段を見てハッと気付いたのです。

 「は、890円の消費税別!?」

 好きな企画連載やイラストがたくさん載っていた時は他のグッズと合わせて値段なんて見ずに買っていましたが、それらがなくなって自分にとってはただのギャルゲ紹介雑誌となった時に、「約1000円」という値段を認識した瞬間今まで散々の無駄遣いをしていた自分に気がついたのです!

 

「1000円あれば、地元のゲーセン(1クレ50円)で20回プレイできるじゃねぃか…」

などと結局オタ的な比較しか出来てない愚かさ加減はさておき、とにかくこれじゃいくら金があっても足りん!ということにようやく気付いたわけです。
これ以降、好きな作品が見つかっても極力単行本やグッズは新品で買わず中古かネットオークションを利用して思い切って使う時以外の無駄な出費はきっちり抑える生活。
言わばサイト名のような「けっちり」なオタライフを送るようになりました。

 

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 とりあえずここまでが「ケチなオタク」になるまでって事で、いったん区切ります。

 次はタイトルの「しゃぶり尽くす」ということを書きたいと思います。