手塚治虫の「MW」(ムウ)が映画化されるんですって!

 なんと手塚治虫先生の社会派サスペンス「MW」が来年実写映画で公開されるらしいですね!
 主役の美形で冷酷無比な復讐者・結城を演じるのは玉木宏。対して、友人である結城の行動をとめようとしながらも複雑な間柄ゆえ思うように行動できず悩める男・賀来は山田孝之が演じるそうです。

 さて、主人公の結城の凛々しくも艶っぽさを秘めている感じは玉木宏になかなか合ってると思うのです。

 問題は対する賀来役の山田孝之ですよ!だめだ!体つきがスマートすぎるし、なによりイケメンすぎる!なんだよあの「マジカッケぇ」な感じの髪型は!?賀来って原作じゃこういう「漢」な感じなんだぜ!?

 余談だけど、上のサイトを見る限り主に祈っているようですが少なくとも賀来は手を組んで祈ってたはず…これじゃなんかカンフーの精神統一に見えちゃうよ!

 あと気になるのが二人の同性愛描写。原作では二人は過去のある事件をきっかけに肉体関係を持ってしまい、今も続くその関係に苦悩する賀来の姿がこの物語の大きな要素となっています。もちろんナニをアレするような直接的な絵は描かれませんが、二人が裸で同じベッドで抱き合うくらいのシーンは何度も出てきます。
 原作通りやるとするなら演じる二人の(一部の)ファンは大喜びでしょうが、ともすれば二人どちらにもゲイという間違ったイメージを与えかねないシーンが満載になってしまいます。*1

 でもR−15指定にしてでも真正面からここらへんの題材は取り扱って欲しいものです。そうでないと作品のテーマ性が多少なりともズレてしまうし、なにより賀来が悩む理由がなくなってしまいますしね。

*1:それだけ原作の二人のラブシーンはけっこう艶かしいです