アメリカ的ケモノ萌え「ファーリー」の世界
先日紹介した「オタク・イン・USA」という本の中でとりあげられていた、あるオタク的現象(?)がヒジョーに気になったのでちょっと調べてみました。
それは「ファーリー」と呼ばれる現象です。
*(前回のエントリとURL)
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「ファーリー」、そしてその総称「ファーリー・ファンダム」。
wikipediaによると、
「欧米のカートゥーンの文化の影響を受けて、擬人化された動物のキャラクターを好むことで特徴づけられるファンダムである。」
と書かれています。
アルファベットで「furry」と書き、直訳は「毛皮でおおわれた」なので、そこからのスラングなのでしょう。
このファーリー、日本でおける「ケモノ属性」とか「獣人萌え」といったものと意味はほぼ同じなのですが、描かれるキャラクターのデザインが欧米的*1か日本的かで分けられるようです。
(アメリカのオタク層には、日本における「ケモノ」はそのまま「kemono」で通じるらしい)
具体的には「ケモノ」と「furry」で画像検索してみると微妙な違いがわかる…かも?
Google画像検索での検索結果(設定によってはエロもあるので注意)
また愛好家たちがイラストやマンガを描くことは日本の「ケモノ」と同じなのですが、ファーリーの場合はwikiを見る限り、着ぐるみを作ったり着たりすることも一つの大きな要素のように感じますね。
日本のいわゆるケモナーの方たちでも、オンリーイベントなどでは同じく着ぐるみ主体でも楽しんだりするんでしょうか?
そこもちょっぴり調べてみて、ケモノの着ぐるみを着て楽しむ事は「獣化」という用語が使われているらしいのですが…(ケモナーの方、お教え頂けたら幸いです)
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wikipediaでの記述のなかで驚いたのは、ファーリーを愛する人たちの一部はファーリー的な着ぐるみを着てセックスを行う人もいるというトコロ。
日本の「ケモノ萌え」でも獣人たちのエロ絵が描かれるのはよくありますが、着ぐるみを着て実際にコトをしちゃう場合もあるっていうのは日本人の発想の及ばないところだな、なんて思ってしまいますねー。*2
日本でも「コスプレエッチ」なんてのもありますが、着ぐるみということはコスプレと違って顔も手足も隠した状態で行われるでしょうし、本人たちは完全にケモノとケモノの世界に没入できるのしょうから、理にかなっているといえばかなっているのかなぁ。
(くれぐれも、ファーリー愛好家がみなこういった事を行うわけではないということではないと認識して欲しいと思います。
こういった行為を含めて「エロ有りのファーリー」は、「ファーバート」という単語で区別されるらしいので…。)
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「オタク・イン・USA」を見るまで海外オタク事情は全く知らなかったわけですが、アメリカにも「ケモノ萌え」のようなものが日本オタク文化の影響がない時代からすでにあったというのはさらに驚きました。
ただ、日本の「ケモノ萌え」の原点は手塚治虫が描いたかわいらしい獣キャラクターであると言われます。
そしてその獣キャラクターたちが描かれた原点というのはもちろんディズニーのアニメーションなので、アメリカ独自の萌え属性「ファーリー」が成立するのもおかしいことではないよな。と思いなおしてもみたり。
余談ですが、私もわりと好きです。「ケモノ」。
思えばはじめて動物キャラクターに大きな魅力を感じたのは、ポケモンカードに描かれていた「フリーザー」のイラストだったかなー。
流麗とした尾羽、高貴な顔立ち、美しい水色の体…キレイとか通りこしてエロさすら感じました。
ぶっちゃけその首筋(?)あたりをなでたい、っつーか顔うずめたい…
いや、あえて甘噛みしたい。ガチで。
それから動物キャラにも萌えるようになったんですが、「獣人」として一番好きなキャラクターはブレスオブファイア4に登場する「サイアス」
同シリーズ意外にも「ヴァンパイア」など良質なケモノキャラをたくさん生み出すゲームメーカーのカプコンですが、その数多い人外キャラの中でも男性キャラとして一番憧れるのはぜったいサイアス。
普段無口でボーッとしていて、毛なんてボーボー伸びっぱなしで目が隠れちゃってます。
浴衣風の服もダラーンとラフに着てて、首から胸にかけての体毛がフサっと出ちゃってます。(あぁ!ここらへんを手でモフモフしてぇ!)
しかし、戦闘となると必殺の居合い切りで相手に一太刀!…いやーカッコイイ。
しかも彼、元々は悪役側の人間で監視役みたいな形でパーティーに加わり物語の途中で主人公たちを裏切るのですが、その悪役側の人間によってピンチに陥ったとき颯爽と彼らを助け出したりして…
ああ、サイアスさんカワカッコいいよサイアスさん!*3
…取り乱しました。
とにかく、海外の人が日本のアニメ・マンガキャラクターを愛するのと同じように、動物キャラクターも愛する人たちは同じくいるという事も知りました。