オタ系商業誌中心(?)装丁デザイナー宮村和生

 LO画集を読み、がぜんデザイナーの宮村和生氏について知りたくなったので公式HPにて掲載されていた色んなお仕事をのぞいてきました。


 -ARTCH- (宮村氏の公式HP)


 アクセスした直後から工学的かつ温かみも感じる、そんなサイトイメージが示されていていきなりwktkしちゃいますね!



 上部メニューから「DESIGN」のリンクで手掛けられた商品の画像が見れるんですが、掲載されている画像の、雑誌は刊行されたなかの3冊分、単行本デザインは多くのなかの「ごく一部」だけだそうで、ここ以外にもいろんな装丁デザインをされているようです。


 手掛ける装丁デザインのジャンルは、エロマンガ雑誌や萌え系4コマ雑誌、そしてその系列からマンガ単行本。
 ライトノベルではイラストも手掛けたものもあるようです。

 どの商業作品もある程度マニアックな方面のマンガファンがよく目にするようなものが多いですね。
 この方面に接するときに知らずに宮村デザインの商品を手にとっていたというのも多いのかも。



 あと、いちLOファンとしては「月刊誌デザイン」のくくりにまず「LO」が来ているのがちょっと嬉しかったりw

 知名度で言えば「ひだまり」が表紙イラストの「まんがタイムcharat」などが上だと思いますが、それを通り越してまずLO。


 LOの表紙デザインって他の雑誌に比べてある程度「自由に遊べる」余地がある場なんじゃないか、というイメージがLO画集の対談から想い浮かんじゃうんですよね。

 LO信者の想像ですが、やっぱり担当雑誌のなかで宮村氏がデザイナーとしてのセンスを存分に発揮できるところがLOなんだよ、きっと!

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 とは言っても、もちろんLO以外のデザインももちろん素晴らしいものだらけです。

 特に、丸みを帯びた温かみのある形ながらブルーのキリッとした色あいやまとまりのある文字構成が、長月みそか先生のかわいいけどそれでいて媚びた感じがしない親しみやすい絵柄と絶妙にマッチしてる「HR」や、



 BL雑誌でありつつ、そのリアルなタッチの白人美青年イラストと黒一色でクールなデザインが、アダルティなファッション雑誌なんかを思わせる「季刊エッジ」



 どちらも、表紙イラストの絵柄にうまく重なる感じで好きですね。

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 上でも少し書いたのですが、宮村氏はイラストも描くそうで、上部の「ILLUST」から見れます。

 とくにアメコミ風の際立った塗りのダークファンタジーなイラストとか、好きだなぁ〜。


 HPのシンボルマークとかはなんとなく工学的なイメージを感じるんですが、こういったジャンルにも詳しい方なのかもしれませんね。

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 お仕事を見てみて「あっ、コレが!」とか「コレもか!」なんてのが結構ありました〜。

 これからも知らず知らずのうちに宮村デザインの商品をいろいろと手にとっていくんじゃないかと思いますね。