「天空の城ラピュタ」を初めてマジメに見た。
授業間の時間が開いたので、久々に図書館でDVD鑑賞を。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/10/04
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そういえば自分は、日ごろ2chやニコニコで貼られる「見ろ!人がゴミのようだ!」「ひざまずけ!命乞いをしろ!」「目が…目がぁぁ!」などなど多彩な「ムスカネタ」を見る度につい笑ってしまうんですが…
ぶっちゃけ「ラピュタ」をマトモに見たことがコレまで一度もなかった!
もしかしたら小さい頃見たかも知れませんが記憶にないし、日テレの「ゴールデン洋画劇場」*1等でのTV放送もなんとなくスルーしてました。
そもそも自分はジブリアニメに慣れ親しんだことがなくて、「ナウシカ」や「トトロ」もここ1,2年でやっとマトモに見た感じなんですよ。
まぁでもだからこそ、ジブリアニメを「オタク的」にも見れるようになった今見直せるんだな、とも言えるんじゃないかと。
TVとかだとCMや編集で途切れ途切れになっちゃうし、なにより2chの実況に参加して「バルス!」を書き込んだり、それこそマトモに見ないと思いますw
やっぱり日々ロリ系キャラに萌える自分としてまず思うのは、
シータがかわいいなぁという事。
これは宮崎作品のヒロイン全般に言えることだと思うんですが、この可愛らしさは決してキャラの像(顔、髪型、目など)で感じるものなんじゃなくて、「女の子・少女」を感じさせる卓越した描写から生まれてくるモノなんだと感じましたね。
たとえば子供らしく膨らんだ頬のラインであるとか、やわらかさを感じる腕や手の肉感とか…
アニメという表現の中では、そこへ更に細かいしぐさや動きが加わって、より一層「女の子・少女」が持つ魅力が映し出されると思います。
思えばジブリを題材にした二次創作って、ネタやパロディといった「茶化す」面で用いられる事は多いんですが、こと美少女として扱ったイラストや(エロ含む)同人マンガってあまり見ない気がするんですよね。
丁度手元に、以前物珍しさで購入した「87年冬コミケカタログ」があるので調べたところ、86年夏公開のラピュタを題材にした同人サークルはないようでした。
また「ラピュタ 同人」「ジブリ 同人」といった所でググってみても、「スタジオズブリ」というサークルさんの各宮崎ヒロインのエロパロ同人誌を発行しているようなのですが、そのサークルさん以外のそういった同人についての情報は見当たらなかったり。
それは名作に手を出す敷居の高さとかもあると思うんですが、シータ―そして宮崎ヒロインの即物的でないその魅力を二次創作で表現できて自信を持って発表できる作家さんが少ないからだと思うんですよね。*2
それこそアニメファンが良く口にする「宮崎駿はロリコン!」といった愛すべき罵詈雑言?は、他には真似のできない魅力ある「少女」を描く宮崎駿という人への賞賛でもあるんだろうなぁと。
あと素直な感想なんですが、ラピュタってこんなに飛んだり跳ねたり満載の映画だったんだね!
時々TVアニメの特集なんかで見るラピュタのシーンといえば、大概冒頭のシータが飛行船から足を滑らせるシーンか空から降ってきたシーンばかりなんですよねー。
ドーラ一味の突入シーンのアクションとか、機関車に乗ったパズーたちの逃走劇とか、戦艦からの追撃とか、ここまで迫力あるシーンが満載の映画だったとは今の今まで知らなかった!w
特にこの作品のフラップターや、「ナウシカ」のメーヴェ、各作品の空中艦隊といった空中シーンってどんな頭の構造であんな映像を描き出せるんだろうかと。
図書館で借りたDVDの特典映像の中に「ラピュタ」の宣伝プロモーション映像が入っていたのですが、この中で「冒険活劇」「少年の成長物語」「『ラピュタ』という空想にふける楽しさ」といった言葉が語られていました。
あぁ、やっぱりこういう純粋に楽しい作品って良いもんだなぁ。