東方Project歴代の霊夢でウッーウッーウマウマ(゜∀゜)
当方、東方シリーズは(ほら、ここ笑うところですよ!)詳しいファンである友人の「風神録」と「紅魔郷」を数回プレイさせてもらった程度であんまり詳しくないです。
ただ、シューティングという表面上ストーリーが細かく描かれないジャンルのゲーム作品を軸に、そこから膨大な他メディア展開とファンによる二次創作を伴って巨大なコミュニティが形成されていって…
ホントスゴい現象ですよね。
「原作のシリーズを軸に、膨大なメディア展開による巨大なコミュニティを形成」した作品といえば、たとえばガンダムとかがそうだと思うんですが、それらはあくまでオモチャ会社といった大きな基盤がファンを引っ張っていきます。
しかし「東方Project」の製作者であるZUN氏は商業にのった他メディアの展開があるにしても、作品の根幹であるゲームそのものは決して商業的な立場に移行することはなく、あくまで「同人」という立場を崩そうとしません。 だからこそファンも提供される魅力的な物語の二次創作をこぞって造り、見る側も違和感なく楽しむことが出来て、ますますコミュニティは広まっていく…*1
この現象の展開、興味はつきないというか…
なんて、そんな自分の東方談義はさておき!
●絵柄は不安定?でもそれがいい!?「ZUN絵」の魅力
ニコニコでたまたま見つけた動画がこれなんですよ。
歴代「東方〜」作品のうち9作品の霊夢を並べてウマウマ(゚∀゚)させた手描きMAD動画です。
ニコニコ大百科の「ZUN絵」という項目を見たことをきっかけにこの動画を知ったんですが…
これって熱心なファンだからこそ出来る&考えつく、めっちゃ高度なパロディだと思いませんか!?
「ZUN絵」の項目によると、「東方〜」の一連の作品内でZUN氏が描くキャラクターたちの絵柄は作品によって大小さまざまに変化するもので、「絵柄によって作品が判る、体調が判る、飲みの量が判るスキルはファンとして必須である。」とのことw
そういった事象まで理解していて、また「それも東方の特徴」として楽しんでいる熱心なファンだけが出来る風刺なわけですから。
そもそも2作ほどしかプレイした事のない私は、この動画を見ても「絵柄がよく変わるって聞いたがこれほどとはww」なんて安直な楽しみ方しか出来ないわけです。
しかしこの動画を作った製作者や、これにバカウケしてコメントを書き込んでいるファンを見ると「これだけ長いシリーズを通して愛されてるわけだから、すごいよなぁ東方って」と思うわけですよ。
それを踏まえてまた面白いのが、これらを見た東方ファンたちの「どの作品のときの○○が好き?」談義。
たとえばこれまでの原作にあるキャラクターそれぞれの「ZUN絵」がまとめられている*2↓の動画のコメントや、
もしくは大百科の「ZUN絵」のページにある掲示板とかで、ファンが口々に
などなどの「オレは○○のときの××が好きだぜ!」トークをはじめるんですよ。
みんなそれぞれシリーズを通して遊んで、その上で「この作品のときの××こそ一番」と挙げていくと。
これを見ても、やはり「ZUN絵は絵柄が不安定で、それもまた東方Projectの特徴」というファンの共通見解が見えてきますよね。
この記事を書く最中に歴代のいろんな「ZUN絵」を見てみたんですが、ホントこの人の作るキャラクターって独特だなぁと思います。
実は冒頭で言っていた友達にプレイさせてもらう前よりずっと前…3・4年くらい前だったかな?…に「妖々夢」の体験版を、東方がこれほど人気のある作品群だと全く知らずにプレイしてたんですよ。
同人のSTGとしてのクオリティの高さもさることながら、既存のSTG作品には見られない独自の世界観に驚いたものでした。
(その後は東方が何作にも続いていくゲームだということを知らず、ニコニコで「あの時のゲームのだったのか!」と知ったわけです。)
その時もそうですし、今の作品のキャラクターをみても、髪型や衣装のセンスやキャラ付けがどれも「幻想郷のもの」であるっていうか…
ZUN氏がそれこそ「神主」として「幻想郷という世界を司っている」人としてたとえられるのもわかりますね。
個人的には、どの衣装もフリフリ加減で絶妙で愛らしくてイイですね。ZUN絵。
ちょっとまたやらせてもらおう、東方。