「そらかけ」1話やっと見て思った表情豊かなメカの魅力

 やっとこさ「宇宙をかける少女」の1話を見たんですが、久々に深夜ロボ・SFジャンルで次回が楽しみなアニメが来た!ってカンジです。

 コロニー群が浮かぶ宇宙が舞台だとか、コロニーが意思を持っていて自ら動き回るとか、そういったスケールのでっかいスペースオペラっぽさがめっさツボですよ!

 「電脳コイル」のように「なるほどぉ…うまく考えられてるなぁ」と唸ってしまうようなSFの世界観も魅力的ですが、「そらかけ」のようにまずは「かがくの ちからって すっげー!」っと目を輝かせられるような世界観の見せ方も面白いですね。

 主人公の秋葉はQTアームズってロボを手に入れたっぽいですが、正直ロボットアクションよりも意思を持つコロニーレオパルドがなぜ現れたのかとか、そこからどういう物語が展開していくのか楽しみ。


 ※ひとつだけ不満があるとしたら、終盤で「僕のハイテンションレバー」*1を引いた後のレオパルドのコロニーの動きがちょっと俊敏すぎるのが気になったかもー。
 素早い動きを見せるためにカメラを引いたりして、それで逆にコロニーのスケールが小さく見えてしまってる気がするんですがどうでしょ。



●キャラよりメカに萌えるアニメか?

 「そらかけ」で楽しかったのはスケールの大きさとともに、イモちゃんやレオパルドのように意思を持っているメカたち。


 レオパルド*2は一見エヴァラミエルのような形にアイカメラのある球体が入り込んでいるようなデザイン。

 単眼少女やらシュマゴラスやらが大好きなんで、このデザインは好きだなぁ。
 2Dで描かれる、ボディの硬質感とかアイカメラの輝きとか、最高!


 さらに注目すべきはその表情とそれに伴う動きの豊かさ。

 コロニーへ迷い込んだ秋葉たちを自分のもとへ誘うような描写から、尊大で悠然と語るようなメカキャラなのかと思いきや、なんとまぁワガママで偉そうでかつ機械の癖に自殺*3しようとして踏みとどまるような小物っぷり!
 福山潤さんの声とあいまって、憎らしいけど憎めない性格というかw

 そんな性格ゆえ口数も多いんですが、それと同時にレオパルドは上下のピラミッド型のパーツを器用に動かして人間くさい動作や顔の表情を表現しているのです。
 
 グイングインと動く様子が折り紙の「パクパク」なんかを思い出して、そんな動作も面白れ〜。


ちなみにパクパクとはこれのこと

 こういった動きを描き出すためには、それぞれのパーツに現実ではありえない曲げ方とかをさせなければいけないと思います。
 そんな面では、やはり2D作画での柔軟性があるからこそ「メカが表情豊か」という表現が可能なんでしょう。*4

 

 で、なにより多分このアニメで一番の萌えキャラ…ならぬ萌えメカになりそうなイモちゃんですよ!
 イモちゃんかわいいよイモちゃん。

 冒頭で中に入っていた人間の姿より、だんぜん本来のちまっこくてパタパタ動く姿の方がキュートっすよね〜。
 乗り物を操作するときに接続場所?にすっぽり収まる感じもまたたまらんのぅ。

 野中藍さんのフワフワした声ももうドハマりなハマり役。素直で活発なイモちゃんにピッタリですね。

 今まで出てきた水兵さんルックやメイドさんルックも可愛いですが、スタッフの人達には是非他にも色んなコスチュームをイモちゃんに着せてみて欲しい!
 あとぬいぐるみかキーホルダーくらいのフィギュアとか作って欲しいです。

 ていうか一般的にも受け入れられるマスコットにもなれそうだろ…JK…



 そんな感じで、個人的には「そらかけ」はSF的ストーリー展開と個性豊かなメカたちのやりとりに注目してます。

*1:福山さんの変態演技のおかげでそういう意図があるようにしか聞こえねぇw

*2:正確にはレオパルドの頭脳体になるそうです

*3:メカだから自壊かこの場合?

*4:そういった面も含めて、やっぱりメカのアニメーションは2Dが好きだなぁ