ボーメ・フィギュア展とか4コマ漫画歴史展とか火の鳥とか in 京都国際マンガミュージアム(1)

 
 少し前に、京都国際マンガミュージアムへ行きました。
 …最近よく行ってる気がするなぁ。そんだけ興味をそそられちゃう企画展示が頻繁に開催されてるワケで。
  
 で、今回はいくつかの企画展示が一度に行われていて、いやー色々周りましたw
 まず一番のお目当てだったのはこの特別展!
 
美少女フィギュア原型師ボーメの世界
 

 
 模型制作会社の海洋堂に所属するベテラン原型師である一方、現代アーティストの村上隆氏とのコラボから世界的にも評価の高い、ボーメ氏が手がけた美少女ガレージキット・フィギュアが、なんと約80体も一挙に展示されてる!
 
 しかも、村上隆コラボ作品での両者のやりとりを記したファクス資料や、180cm等身大フィギュアまで展示されるってんだから…これを聞いちゃあ、行かない道理がないでしょうに!
 
 まず展示会場入り口の手前には、件うたたねひろゆき氏デザイン180cm鬼娘がお出迎えw
 会場内はもちろん撮影は禁止でしたが、ここだけはオッケーだったのでとりあえずケータイでパチり。*1
 

 
 ちなみに、会場手前に「小さなお子様は、大人の方と一緒に入ってね!」とのメッセージがハートマークのプレートで掲示されてましたw*2
 まぁね!普段見えない体毛が表現されてるフィギュアだってあるしね!「HIROPON」のミニフィギュアとかあったけど、まず絶対見せちゃいけないレベルだよね!
 
閑話休題
 
 
 会場内には、まず1mサイズのラブひな成瀬川なるがバージョン別に6体が並び、さらに進むと、ガラスショーケースに入った様々な作品の1/4スケール(通称ボーメスケール)の大型美少女フィギュアがズラーリ…

(以下の画像はこちらのサイトからの転載。東京で行われた同様のイベントのものです)
第186回「ボーメスケールフィギュア一挙公開!ボーメ〜アーティストデビュー10周年記念展レポ!」 (シマゾウ・レポート)
 
  
   
 他にも作品解説や、氏のてがけた「ポリフォニカコーティカルテを実作としたガレージキットの製作・生産技術と使用道具の解説、その中でのボーメ氏のオリジナリティや技術、件の村上隆氏とのコラボに関する資料や、そこから世界的な評価を受けたまでの国際的な活動の略歴…
 
 大型美少女フィギュアたちが一挙に並んだ壮観な光景に酔いしれる一方で、それを手がけるボーメ氏の業績についても深く知ることが出来て、非常に大満足な内容でした。
 
 
 とくに驚くのは、フィギュア・ガレージキット文化の黎明期から現在まで活躍している長い活動暦のなかで、コンスタントに、かつ上質な作品を次々と作り出す、怒涛の技術力と生産力との共生っぷり。
 
 おそらく展示作品内で一番古い作品で氏の初期作品らしき、83年製作の「うる星やつらラムちゃんがある一方、先ほどの「ポリフォニカ」や「一騎当千」といった作品の、2008年製作作品といった近作まで…
 
 版権キャラクターを主に並ぶ約80体のフィギュアの数々が、現在までのアニメ美少女シーンをそのまま物語っているように思えてくるワケです。
 黎明期から、その時期その時期のトレンド作品もすくい上げて作り続けていく、正に美少女フィギュアという分野の生き字引というか…
 マンガで例えるなら手塚治虫イオニアでありかつ現場の第一線に立ち続けているっていうのが、スゲェなぁと。
 
 



 
 考えてみれば、あくまで「マンガ」ミュージアムにも関わらず美少女フィギュア展という立体造形も扱ってくれるという、京都国際マンガミュージアムの、器量というか度量の大きさにも感動w
 
 マンガ・アニメといった二次元の表現というだけでなく、あらゆるキャラクター文化というか、そういったものに関わるあらゆるものを広く取り扱ってくれるんだな、って感じに。
 そんなワケで、今回の展示でますますマンガミュージアムの企画展には注目しちゃいますね。
 
 ってわけで、長くなったので他に見た展示については、また次の記事に分けてってことで〜

*1:そして今回もちゃんとデジカメを持ってこない、学習しないオレ

*2:で、それをやっぱり撮り忘れてる、学習しないオレ