「The Beatls:Rock Band」で楽しむ、二つの「ビートルズ体験」
ついにボクの家にも「The Beatls:Rock Band」がやってきた、ヤァ!ヤァ!ヤァ!*1
The Beatles: Rock Band (輸入版:北米) - Xbox360
- アーティスト: Xbox 360
- 出版社/メーカー: MTV Games(World)
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: Video Game
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なんせ「ギターヒーロー5」を買ってギターコントローラーを手に入れた時の、もうひとつの目的だったからなぁ〜これをプレイするのが!
『まず「ギターヒーロー5」があるんだし、これ遊びながら「ビートルズ」は気長に安く手に入るチャンスを待つかな〜』
なんて思いつつ適度にヤフオクを監視してたんですが、幸運にもアジア版の新品を、なんと4000円で落札できちゃいました!
こんなに早めの時期に、しかも新品を海外ソフト取扱ショップで買う場合の15%引きくらいで手に入るとは思いもよらなかったぜ…改めて出品者様にお礼を申し上げます。
やっぱりヤフオクの監視は日々怠っちゃいけないのだなぁ。
私が買ったのはアジア版なわけですが、他の「Rockband」シリーズと違って「ビートルズ」はリージョンフリーということで、日本の私の箱○でもちゃんと動きました。
(ただ、追加曲等のDLC購入は北米のタグとポイントでないといけないみたい…まぁそれは必要となればおいおい。)
●これから始まる「ビートルズ」体験を盛り上げてくれるオープニングムービー
とりあえず最初に言いたいこと。
ソフトを起動して、まず流れてくるOPムービーがイイんですよ!
まずは初期ビートルズの映画「ビートルズがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」と同じく街中でファンに追いかけられるシーンからスタート。
そのまま「エド・サリバン・ショー」などの熱狂的な公演を経て、ラストは「イエローサブマリン」などで見られるようなオリエンタル・サイケな精神世界をモチーフとしたキャラクターの大行進…
と、ビートルズというバンドが辿った活動と表現してきた音楽性を、まさしく駆け抜けるように描かれているこのOPムービー。
これののおかげで、ムービーを見終わってスタートボタンを押す瞬間にはもう、テンションMAXですw
だってこのムービーを見たこのあと、その道程をゲームをプレイすることで追体験出来ちゃうんだぜ!
これこそ、今から始めるゲームのワクワクを高めるスンバラスィ「オープニング」ってもんだぜ!
とまぁニワカビートルズ好きなクセに大プッシュしちゃうほど、このムービーの出来に感動中。
なかでもお気に入りなのは冒頭のリバプールのシーン。
スーツ姿の4人の極端に細長くスラリとした手足や、角ばったようにデフォルメされた、動きやスタイルがツボすぎます。*2
少しくすんでて薄暗いような全体の色遣いも、『レトロもの』好きな自分の好みにガンガンハマりまくりんぐ。
と言いつつも、終盤の極彩色でサイケなキャラクターや世界観のビジュアルにも惹かれます。
ああいう精神世界なイメージの、しかもあんなハイクオリティな3DCGで描かれた映像って見たことがなかったから、久々に「3DCGってやっぱスゴい!」って思えました。
あぁ〜、なんかわかった風に語ってる感じだけど、とにかくこのOP良かった!
もぅホント、それをとにかく言いたいの。
●ビートルズ体験その1・ロックスターとして大歓声に包まれる「気持ちよさ」
と、長々とOPムービーについて書いてたんですが、もちろん本編もサイコーな出来上がり。
特に曲のプレイ中に譜面のバックに流れる3DCGで再現されるビートルズの演奏風景がどの曲もすごく凝ってるんですよ!
このゲームの最大の目玉はビートルズの無名時代からの活動を追っていくストーリーモードだと思うんですが、何章かのチャプターごとに時代がわかれていて、その時代の楽曲をクリアして先に進むごとに年数がたっていく…という形で進んでいきます。*3
全チャプターのうち前半の時代のビートルズはアイドルやロックスターという感じ。
プレイ中に流れるバックの映像も、多くの女性ファンの黄色い声援を浴びながらコンサート会場で演奏する様子が流れます。
なにが楽しいって、上手くプレイしていくたびにファンの女の子たちが飛び跳ね、嬌声を上げ、ビートルズに見とれる様子が挿入されるんですよw
ここらへんの「盛り上がり演出」は、先に買った「ギターヒーロー」よりもっとわかりやすく強烈に描かれていて、気持ちいいのなんのって!w
原曲の音が少し遠のくくらいのスゴい声援のなかプレイする感覚、まさに国民的スターだったビートルズの一員となったような気分にさせてくれます。
さらに武道館での記念すべき来日コンサートも、1章分でまるまる再現されてたり!
武道館ならではの360゜を取り囲む大勢のファンに、天井に吊るされた大きな日本国旗、会場にある日本語で書かれている看板や垂れ幕…!
この日本でかつて起こった、壮大なムーブメントを追体験しているようでなぜかムショウにテンションも上がりますw
洋ゲーでありながら、武道館コンサートも細かく再現してくれたスタッフの熱意に脱帽ッ!
●ビートルズソングに没入する「気持ちよさ」
そして、そんな大歓声を浴びるステージ巡業の時代を終え、後半の時代のチャプターでは4人がスタジオ収録をする様子がバックに流れます。
…と言ってもただスタジオでの収録風景が流れるわけでなく、映像が徐々にその楽曲の世界観を描くPVのようになっていくのです。
ちょうどOPムービーの流れと同じく、実際の活躍風景をそのまま映したものから、ビートルズが表現した音楽性を再現するものへと変わっていくわけですね。
前半のコンサート時代の「プレイ感・気持ちよさ」ってのは、華麗な演奏で観客を沸かせて『ロックスター気分』を味わうところが強いと思います。
しかし、かわってここからのチャプターをプレイした時の「気持ちよさ」というのは、ビートルズが奏でる楽曲に「入り込んでいく」もしくは「浸れる」気持ちよさなんじゃないかと。
耳に入ってくる曲そのものが優れていて、ってのはもちろんですが、それに加えて
○楽曲の世界観を再現する、技術・演出ともに優れた3DCGムービー
○ギタコンを操作する*4ことによる、曲を「奏でていく」というプレイ感
の2つの要素によって、より積極的な形でビートルズの楽曲を体感することが出来ます。
プレイする曲によっては「トリップする」とか「グルーヴする」とか言うんでしょうか、それくらいの没入感みたいなのがあると思うんですよね〜
例えば今までやったなかで、とくに「トリップったなぁ」と感じたのがこの2曲でのプレイ。
(極彩色だったりコントラスト強めだったりな映像なので、いちおう視聴注意)
楽曲にところどころはいるアシッド?な音や、TVの大画面で見る強烈なカラーとビジュアルの嵐…ましてこれをギタコンで「プレイ」するんだからもう!
いやー大ゲサに言えば洗脳されるというか、それとも「アッチ」にトばされるというか、こういったジャンルの映像や音楽に触れたことって無かったから、自分にとってスンゴい衝撃です。
この持ってかれるようなプレイ感、もしかしたらニコニコでも目にするような「電子ドラッグ」ってシロモノの入門編として扱えるんじゃないかしらw
とにかく、
前半のチャプターまでのビートルズというロックスターを疑似体験する「気持ちよさ」
ビートルズ楽曲に映像・プレイ感というアプローチを加えた形で没入していく「気持ちよさ」
この二つが、このゲームをプレイする面白さかなって感じです。
元来のアーケード系音ゲーとしてはここに「難しい譜面をクリアする達成感」も加わると思うんですが、まだあまりそういう難易度までチャレンジ出来てないのが現状。
自分はまず曲を楽しく演奏する疑似体験が楽しかったらそれで良し!なタチですし…とにかくまずはストーリーモードをクリアしなきゃね!
(実績解除とか目指したらキビしーんだろうなぁ)
まだ全曲クリアこそしてないんですが、やっていくウチに今まで知らなかったビートルズ曲のなかで気に入った曲もたくさん発見出来ましたw
初期キャバーンクラブステージでのオールディーズな時代の曲は懐メロ好きのツボをつかれますし
後半のサイケやオリエンタルなセンスが取り入れられた時代の楽曲は、今まで未体験だったジャンルの衝撃に酔いしれまくり…
ってわけで、そんなせっかく見つけたお気に入り曲。もちろん「ボーカルプレイ」でも遊ぶぜ!
…と思ったんですが、実はこの「ビートルズ」は他の「ギターヒーロー5」とかと違って、360用ヘッドセットではボーカルプレイが出来ない仕様みたいなんですよッ!
なんてこったい!
じゃーどうすりゃいいんだ…と、調べたところ「カラオケJOYSOUND Wii」のマイクコントローラーがUSB接続で認識する、という情報ががが。
となるとまた近場やオークションなどを探して、安めのものを探さねば…!!*5
しかしなんともはや、ここまで海外音ゲーに凝り出すとは自分でも思ってみなかったなぁw
自分の中で最近、「ギタフリ」に次ぐ「洋ギターゲー」が第2のマイブームになってる感じです。