コミックLO 3月号:MOLOKONOMI「幼女と温泉に行こう!」

 
 今回取り上げたのはMOLOKONOMI先生の作品。
 MOLO先生ならではの濃ゆいキャラクターが面白い逸品ですw
 
 
●MOLOKONOMIの本領発揮!?いろいろとご立派なロリコンジジイ



 
「一晩いっしょに遊んできなさい」とお母さんに言われて、知らないおじさんと一緒に温泉旅館に連れてこられた女の子・やゆよちゃんのお話。
 
 あらすじだけだと「母に身売りされた少女が主人公」ってことで、けっこう重めな作品か?なんて思われそう。
 なんせ序盤ではネッチリとした、なんともオヤジ的前戯から始まりますし。
 
 しかしところがどっこい、浴場へ入って湯船で少女へイタズラを続けている最中に、いきなり筋骨隆々のロリコンジイさんが乱入!
 それまでの羞恥プレイのネチっこい雰囲気から一転、オヤジとジイさん二人が息を合わせて女の子相手に大暴れ!…というなんともハイテンションな流れに変わりますw
 

 
 エッチシーンを楽しむのはもちろんなんですが、それ以上にこのロリコンジジイの言動が面白すぎてツボに入りまくり。
 歳の割に身体もイチモツもご立派すぎるわ、語尾に「〜じゃ!」を付けて喋りまくるわ、目がスト2豪鬼のように丸く光ってるわ…
 話の主人公がこのジイさんに変わったんじゃないかと思うくらい、キャラが立ちまくってますw
 

 
 最後のオチは大金を払ったオヤジのアリャリャな顛末でシメられ、少女についてはもはや
「知ったこっちゃねぇ!」
 と言わんばかりの投げっぱなしっぷり。
 前号の作品では陰鬱で恐ろしいストーリーを描いたMOLO先生ですが、今回のストーリーはそれとは180度回ったようなおバカ作品ですw 
 
 
ロリコンたちのバカなまでの本気"マジ"加減を楽しむロリエロ作品


 
 MOLOKONOMI先生の作品って、少女以上に責め役の男性キャラクターが目立つ場合がけっこう多いと思います。
 それこそ今作のような感じで、話のテンションのままに主役の少女からメインのポジションを奪っちゃうくらいに。
 
 ほかにも前号の「夏の思い出」に出てきた、気の狂った男や
 

 MOLO先生の作品で特にお気に入りの09年6月号掲載「魅了」に出てくる婚約者の妹に魅せられた角刈りの青年
 

 
 など、ギャグ要素のない作品でも印象に残っている男性キャラクターがいくつか。
  
 印象的な理由は、作品ごとに凝られているキャラ造形だったり、彼らの個性的なネームだったり…
 とにかく、私的なMOLO作品の好きなところは「責め役の男キャラの個性」もけっこう大きいです。
 
 特に今作のようなギャグ系な作品なら、「犯される女の子」ももちろんですが「女の子を嬉々として弄ぶおバカな男たち」のアホな姿を楽しんでいる部分も大きかったりw
 
 これって言ってしまえば、一般的なエロマンガのように
「女性キャラクターのエロを見せるために、男が登場する」
 というわけではなく、逆に
「ロリに狂うアホな男たちの浅ましい姿見せるために、少女が登場する」
 という面もあるということでしょうかw
 
 そういう見方だと、MOLOKONOMI先生のギャグ作品は「女の子大好きな男たちのアホな姿を楽しむ形の『お色気ギャグマンガ』」(例えば古賀誠先生の「ゲノム」や「ニニンがシノブ伝」、松林悟先生の「ロリコンフェニックス」のような作風のギャグマンガ)のようにも楽しめると言えるかもしれませんねw