コミックLOが語った「違法アップロード問題」のページから感じたこと
昨日今月号のコミックLOを買ってきましたー!
で、ふと気付いたんですが
俺ブログ始めてからずっとLO読んだ感想とか書いてないじゃん!
ホント、なぜか今まで書きそびれてました。
きっとアレだね。
ページを開いて読み始めると思わず「使っちゃっ」て、「うぉぉこの作品はスゲェェ!ブログに書くぞぉぉ!」なんて思いがどっかに飛んじゃうんでしょう。
よく「賢者タイム」なんて言いますが、私の場合儀式の後にうまく賢者へ覚醒出来ないのかも…orz*1
とにかく、これからは一通り読み終えてから冷静に感想を書いていくか、なんとか賢者への覚醒を果たして感想を書いていこうと思います。
●「まともな人」にこそLOという夢は許される。
でも感想より先に書いておきたい気になるページがあったので今回はそれについてまずは。
毎号後ろの方にあるコミックLOの次回予告ページなんですが、今号はLOの画像データの違法アップロードに対する注意と意見が書かれています。
こういった文章というのは「本誌の画像データを無断でインターネット上にアップロードするのは違法です云々…」といった定型的なものや、コミック誌であればマンガなどで行ったりするのが大抵だと思うんですが、LOの文章はそういったものとはかなり違った印象を受けます。
1ページ丸々文章のみで枠や背景といった目に付く飾りもない一見無味乾燥なページの構成。
しかし書かれている文章はこちらに直接肉声で訴えかけてくるような、筆者の切実な訴えが感じられる、熱のこもった文章なんです。
コミックLOにはキャッチコピーや巻末の編集後記の下にあるロリコンという性癖に対する啓発文と、ついつい読んでしまう素晴らしい文章が散りばめられているんですが、上の画像のような「違法アップロード」という問題に対してもその文章でもって語りかけています。
特に
私達はそんな「まともな人」に向けて、一生懸命次号LO4月号を作ります。
それが仁義を通した相手への礼儀であり、漫画雑誌本来の仕事だからです。
ってトコロ。
「LOが違法アップロードされている」という問題に対して、「違法だからやめなさい」とか「本誌の売上にかかわるからやめなさい」といった自誌の問題というだけで終わるのでなく、漫画雑誌・ひいてはロリ専門エロコミ誌という立場にたった見解が綴られています。
これってLOの代名詞「YESロリータ!NOタッチ!」という言葉にも込められて叫ばれている「ただでさえロリコンなんだから、せめてマトモなロリコンであれ」というLOの主張にも絡んでくると思います。
『「まともな人」に向けてLOを作ります』
ってことは、逆に言えば
『違法なアップロードやダウンロードをするような「まともじゃない人」にLOを読んでもらっちゃ困る』
ってことでもあると思うんですよ。
それくらいの常識的なルールすら踏みにじるヤツは、いつか現実の少女の尊厳さえ踏みにじりかねんわ、って。
せめてマトモな手続きを踏んでから夢を見ようや、って。
そうでなければ貴方は、ロリコンにさえ蔑まれる
実にくだらない存在になってしまいます。
そうだよー、俺みたいなヤツにまで蔑まれるなんて相当アレだぞー。
ぶっちゃけ自分でも拡大解釈な部分もあるんじゃないのかって感じの感想かとも思いますが、常に読者に自制を訴えかけるLOの姿勢を見てるとこう思っちゃうんですよねー。
でもこう考えた事もマトモだろうから、やっぱりそう思いこむ。うん。
●注意書きから感じるLOのさりげない配慮と、自信
上の文章とは別に「こういう文章を書いてくれるからLOって良いよな」って感じたトコロがあるんです。
それは本文より小さいサイズで書かれた注意書き。
とりあえず注)問題にしたい違法アップロードってのは雑誌1冊丸ごととか1話丸ごととかを指します。
漫画レビューのトリミングされた掲載は大丈夫なのでご安心ください。
「著作権上で認められた範疇での引用は全く問題ありませんよ。」
って事を、さりげなく伝えてくれてるんです。
それまで綴られた文章は切実な訴えゆえ、文章から厳しい感情のようなものも伝わってきます。
しかしそのあとにこういうさりげない配慮のこもった注意書きをしてくれるのって、読んでる者には*2ホッとする読後感があります。
で、それと同時にこの「漫画レビューの〜」っていう一言が書けるってことは
「LOはいろんなブログとかでレビューされる漫画を掲載してきたぜ!」
「これからもそんな、画像引用のレビューが成される漫画雑誌作りをしちゃうぜ!」
っていう自信と姿勢のあらわれなんじゃないかと思います。
「大丈夫なので」ってことはいろんな場所での「LO作品レビュー」の存在を把握してるからこその「大丈夫」なワケですし*3、ある程度のそういった自信や前向きの姿勢(覚悟とも言えるでしょうか)を持たないでこういった一言は書けないと思います。
ましてやLOはロリエロ漫画誌。
エロマンガという一見「低俗」なだけと思われるジャンルで、レビューされるほどの「エロ」と同時に、レビューされるほどの「ロリ(エロ)漫画」を目指すLOの強い意思が感じられます。
ただのロリエロだけ目指すだけなら、一連の表紙にたかみち先生の作風を用いる必要がないかも知れませんし、秀逸なキャッチコピーも啓発文も要らないでしょうし、ましてLO表紙画集のような素晴らしい本が出たりもしないはずです。
なんというか、まだまだ「漫画なんて下らん子供の読み物だ!」とかいうイメージが支配されてた頃に漫画を使ったいろんな表現や物語を目指した「COM」とか「ガロ」とか、ああいう漫画誌と似た熱気があるような感じが燃えます。
そしてもちろんLOで描かれる少女達に、萌えます。
なんか最後暑っ苦しいだけの文章になっちまいました。
だって、「んまい!」で一目ぼれして入信したLO教儲だもの。
仕方ねーんです。ホント。