「単眼少女はかわいい」を読んで、更に深まる単眼少女の魅力。
先日の記事で紹介した同人誌「単眼少女はかわいい」なんですが、
サイト通販の開始から早速申し込んで、昨日届きました。ktkr!*1
内容は総勢11人の作家さんによるカラーイラスト集で、20作品が収録されています。
いずれもアーティスティックな感性で描かれた非常にハイレベルなイラストぞろい。
「単眼少女」というテーマが持つ一種の「独自性」――乱暴に言ってしまえば「異常さ」でしょうか――と、作家さんたちのセンスとが激しくぶつかりあって、昇華して…もうクラクラのメロメロ。打ちのめされました。
これは値打ちモンだわー。
ゲットできてホント良かったです。
●「デフォルメな単眼少女」「リアルタッチな単眼少女」
前の記事にも書いたんですが、単眼少女の魅力って、本来ファンタジーに出てくるようなクリーチャーの持つ魅力から続いていくものだと思うんですよね。
「人の目」というのは我々にとって見慣れた身近なモノです。
それゆえ本来2つバランスよく並んでいるはずの目が、巨大で一つだけしかないっていうのは、身近な「目」といものが極限まで誇張されたものなワケで、その身近なものが歪んだ感じが面白いんだと。
で、この「目」が誇張された「単眼」という属性は、同じく誇張=デフォルメのきいたキャラクター造形・ビジュアルとの融和性は高くて、これなら「単眼」も一種の萌え属性となりそう…とか思ったり。
しかし逆に同じ本の中で数本描かれているリアルタッチな単眼少女というのは、デフォルメのきいた単眼少女に比べて、より強烈な「単眼」であることの異常性・違和感がダイレクトにやってきくるカンジ。
デフォルメの魅力、そしておぞましさ。この境界線をいったりきたりする感覚…それもまた単眼少女の面白いところですね。
ちなみにこの本はオリジナル創作品限定の即売会である「コミティア」で頒布されたものだそうです。
自分は今までコミケとかに行っても、好きな商業作品のギャグパロ・エロパロにしか目を向けてなかったんですが、この本でいわゆる「創作」ジャンルにもかなり興味が湧いてきたカンジ。
なんかスゴそうだ、『創作』。
「コミティア」って、関西のほうでも「関西コミティア」として開催されているんですね…こら一度行ってみようかなと!
*1:実は到着した本を家族が受け取ってて、そのまま気付かず一日読むのが遅れちゃったんですよー。なぜかちょっと損した気分。